今へ続く街道を歩くと

気楽に歩きながら街道の雰囲気を楽しんでいます

五街道-東海道

今に続く東海道・佐屋街道を歩くと

今へ続く東海道・佐屋街道を歩くと 2年10ヶ月かけて日本橋から草津の中山道追分まで歩きました。草津から京三条大橋までは東海道と中山道の相乗り区間であり、すでに中山道歩きで完歩しています。 東海道は江戸時代以前から、鎌倉や江戸と京を結ぶ交通の幹道…

東海道(31)石部~草津宿~草津追分~草津 その4

2024年10月14日 岡 現代の東海道はかつての立場があった目川を抜けて岡地区に入ります。目川立場の田楽茶屋は有名ですが、実は元伊勢屋を始めとする3軒の茶屋はここ岡地区に建っていました。 街道が大きく右へ曲がるところに、左から合流するT字路があります…

東海道(31)石部~草津宿~草津追分~草津 その3

2024年10月14日 手原 東海道は栗東市の伊勢落地区、林地区と、落ち着いた街並みを通り抜け、梅の木立場のあった六地蔵地区に入ります。東海道名所図会にも描かれていた和中散本舗の大きな店舗が往時の賑わいを想像させます。 その先、手原地区に入ると右手に…

東海道(31)石部~草津宿~草津追分~草津 その2

2024年10月14日 林 東海道は伊勢落地区を抜けて林地区に入ります。右手の長徳寺には薬師如来堂が建ち、その前には、ここにも、栗太八景の漢詩の石碑があります。 上野夜雨(かみののやう) 茅屋は寂寥なり上野の郷 村前と村後には雨声長し 隠晴定難し雲来り…

東海道(31)石部~草津宿~草津追分~草津 その1

2024年10月14日 石部 宿泊先の南草津から電車を乗り継いで、8:15に石部駅に着きました。天気は快晴ですが、昨日同様、暑くなりそうです。 今日は草津宿の中山道との追分まで歩き、東海道はこれで完歩になります。草津追分から京三条大橋までは、すでに、中山…

東海道(30)水口石橋~水口宿~石部宿~石部 その5

2024年10月13日 柑子袋 東海道は立場のあった夏見から、針、平松を通り、柑子袋(こうじぶくろ)地区に入ります。柑子袋とは珍しい名前ですね。 光林寺の道を隔てた向かいには八島寺地蔵堂への道標が立っています。八島寺地蔵堂は街道から左手に入った先にあ…

東海道(30)水口石橋~水口宿~石部宿~石部 その4

2024年10月13日 吉永 通称「吉永マンボウ」と呼ばれているトンネル、天井川である大沙川を貫くトンネルを通りましょう。上を川が流れているとすれば、結構な高さがありますね。このトンネルは明治17年(1884年)に造られました。江戸時代の旅人はこの土手を…

東海道(30)水口石橋~水口宿~石部宿~石部 その3

2024年10月13日 横田橋 東海道は横田の渡し跡まで来るとそのまま野洲川を渡ることができません。川沿いの県道を下流に向かって歩き、現代の横田橋で渡川します。 ススキの穂が出始めたところです。赤みかかっていて、いつも見るススキと種類が違うのですかね…

東海道(30)水口石橋~水口宿~石部宿~石部 その2

2024年10月13日 林口 東海道は水口城の築城や城下の整備により、石橋の先から城内を避けるために北側を通る道に付け替えられました。この道はのべ6回ほど角を曲がり、かつての東海道筋、天王口跡を直進した道に戻ります。 西見附を通り、水口城下を抜けると…

東海道(30)水口石橋~水口宿~石部宿~石部 その1

2024年10月13日 水口宿 新幹線を使って米原、草津経由で水口石橋駅に10:30過ぎに到着しました。5ヶ月ぶりの水口宿です。10月に入ってやっと猛暑も収まり、乾燥した空気に覆われるようになりました。とは言うものの今日の最高気温は25~26℃なので、この晴天だ…

東海道(29)前野~水口宿~水口城南 その3

2024年5月12日 水口宿 東海道は東の見附跡から水口宿に入ります。その先、元町交差点を過ぎると、趣のある町並みが続きます。

東海道(29)前野~水口宿~水口城南 その2

2024年5月12日 今宿 東海道は間の宿大野の町並みを抜けると、大野交差点で国道1号の北側を回り込みます。大野交差点から今宿地区を20分ほど歩くと、再び、国道1号に合流します。合流する角には東海道土山今宿碑と大きな燈籠が立っています。

東海道(29)前野~水口宿~水口城南 その1

2024年5月12日 前野 JR草津線貴生川駅からあいくるバスに乗って東前野バス停に着きました。時刻は8:00です。昨日の好天とは打って変わって、今日はどんよりと曇った空が広がっています。昼くらいから雨の予報なので、早めにやって来たのですが、水口宿あたり…

東海道(28)関~関宿~坂下宿~土山宿~前野 その7

2024年5月11日 土山 往時の繁栄、賑わいを現すかのように、おおよそ2kmも続く土山宿の町並みを通り抜けると、東海道は国道1号に突き当たります。国道を横断して、わずかに西へ歩いた先で右の旧道に入ります。

東海道(28)関~関宿~坂下宿~土山宿~前野 その6

2024年5月11日 土山宿 鈴鹿峠から近江国に入った東海道は、徐々に高度を下げながらかつて立場で栄えた山中や猪鼻の町並みを抜けていきます。蟹が坂の先で広重が描いた田村川橋を渡ると、田村神社の深い森に入り込みます。田村神社の第一鳥居をくぐると、土山…

東海道(28)関~関宿~坂下宿~土山宿~前野 その5

2024年5月11日 猪鼻 伊勢国と近江国の境となる鈴鹿峠を越え、山中の一里塚跡の先から猪鼻村に入ります。往時の猪鼻村は立場として賑わっていました。右手には「旅籠 中屋跡」の石碑が立ち、その奥には「明治天皇聖蹟碑」があります。説明板によると、明治元…

東海道(28)関~関宿~坂下宿~土山宿~前野 その4

2024年5月11日 鈴鹿峠 坂下古町にある片山神社から、木々が鬱蒼と茂る林の中、急な坂道を上っていくとあっけなく鈴鹿峠に到着します。峠から近江国に入ると、全く別世界の開けた風景が広がり、土山茶として有名なお茶畑が目に入ってきます。

東海道(28)関~関宿~坂下宿~土山宿~前野 その3

2024年5月11日 坂下古町 東海道は坂下宿を過ぎ、徐々に高度を上げていきます。やがて、国道に合流しますが、その先すぐに右手の道に入ります。山の中にひっそりと片山神社の社標が立っています。

東海道(28)関~関宿~坂下宿~土山宿~前野 その2

2024年5月11日 市之瀬の一里塚 市瀬地区の家並みを抜けると、鈴鹿川に沿って単調な国道1号を歩きになります。国道1号が鈴鹿川を跨いだ先の左手には、一里塚址の石碑が立っています。市之瀬の一里塚で、日本橋から数えて107里目の一里塚です。

東海道(28)関~関宿~坂下宿~土山宿~前野 その1

2024年5月11日 関宿 前日泊の草津から8:50くらいに関駅に着きました。ここまで意外と時間がかかりました。今日の天気は晴で、最高気温は25℃くらいになる予報です。これ以上暑くなると、歩くのは辛くなりますね。今シーズンは今回で打ち止めかもしれません。…

東海道(27)井田川~亀山宿~関宿~関 その5

2024年4月13日 関宿 関宿までたどり着きました。関宿は東の追分から西の追分までの1.8kmの間に江戸末期から明治までに建てられた町屋が続き、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。中山道の奈良井や妻籠、馬籠の町並みも素晴らしいですが、関宿は…

東海道(27)井田川~亀山宿~関宿~関 その4

2024年4月13日 布気 東海道は竜川を渡り、亀山宿を後にします。古い町並みや一里塚の残る野村を過ぎて、布気町に入ると、その先、落針観音堂の脇から急坂を下っていきます。

東海道(27)井田川~亀山宿~関宿~関 その3

2024年4月13日 亀山城 東海道は亀山の城下に入ると、外堀の南側を東町、西町と通り抜けていきます。西の丸外堀発掘跡前で東海道から反れて、西の丸へ入ります。さらに、西の丸から多門櫓の脇を通り抜けると本丸にたどり着きます。かつての本丸には将軍家の宿…

東海道(27)井田川~亀山宿~関宿~関 その2

2024年4月13日 亀山城下江戸口 東海道は亀山宿に入り、道なりに大きく左へカーブしてT字路に突き当たります。かつて、この場所には亀山城下の総構に置かれた城門がありました。T字路の左手角には江戸口門の説明板が立っています。ここを右折して城下に入りま…

東海道(27)井田川~亀山宿~関宿~関 その1

2024年4月13日 井田川 8:10くらいにJR関西本線井田川駅に着きました。天気は晴です。今日は昨日と比べて気温が少しだけ上がって25℃くらいになる予報です。熱中症には気をつけましょう。今日は関宿まで歩くことにします。その先は交通の便が悪くなるので、後…

東海道(26)近鉄四日市~石薬師宿~庄野宿~井田川 その6

2024年4月12日 中富田 東海道は汲川原地区から中富田地区へ入ります。街道の南側には鈴鹿川が流れています。家並みが途切れて、ちょうど、土手が見える場所に出ます。女人堤防の故事の通り、この辺りで、北側から流れる安楽川と鈴鹿川が合流しているようです…

東海道(26)近鉄四日市~石薬師宿~庄野宿~井田川 その5

2024年4月12日 上野町 東海道は高台にある石薬師宿から坂道を下り、石薬師の一里塚跡あたりから先は、一部を除いて、その痕跡も分からなくなっています。このため、仕方がなく単調な国道1号の歩道をてくてく歩いていきます。国道の周辺は鈴鹿川の造る肥沃な…

東海道(26)近鉄四日市~石薬師宿~庄野宿~井田川 その4

2024年4月12日 石薬師宿 東海道は国道1号から反れて、高台の石薬師宿に入ります。宿内の町並みを通ると、佐佐木信綱の生家が残っています。明治の歌人で国学者でもある佐佐木信綱は明治5年(1772年)この地で生まれ、6歳まで過ごしました。その後、一家は松…

東海道(26)近鉄四日市~石薬師宿~庄野宿~井田川 その3

2024年4月12日 杖衝坂 内部川を渡り、丘陵地帯を目指して街道を進みます。杖衝(つえつき)坂の急坂を上ると傍らに「史跡 杖衝坂」と記された石碑が建っています。 日本武尊が東征から帰る途中、病と疲労のため、剣を杖にして上った謂れが残っています。また…

東海道(26)近鉄四日市~石薬師宿~庄野宿~井田川 その2

2024年4月12日 日永の追分 追分は伊勢神宮遥拝所になっていて、「神宮遥拝御鳥居」と記された石碑とともに鳥居が立っています。桑名の七里の渡しの一の鳥居に対して二の鳥居となっています。この鳥居は伊勢神宮の別宮である伊雑宮(いざわのみや)の鳥居を、…