2012年12月29日
桶川宿上木戸
中山道は上木戸跡の先で北本市に入り、本宿交差点に着きます。交差点を渡った左手角に中山道北本宿の石碑が立っています。
中山道が整備される前まで北本に宿駅が置かれていましたが、慶長9年(1604年)に中山道が整備された際に宿場は鴻巣へ移されました。それ以降はここ本宿が間の宿として役目を果たすようになりました。
その先には車道を覆い隠すくらいの大きな木があります。
右手には多聞寺があります。門の裏手には樹齢200年と言われるムクロジの巨木が立っていますが、どうやら途中で折れてしまったようです。県の天然記念物に指定されています。
ここから古中山道を歩きます。
北本駅前交差点を左折して、北本駅へ向かいます。途中、埼玉りそな銀行の脇を右折します。
そのまま直進して高崎線の踏切を渡り、線路際の道を進みます。
しばらく歩くと道路脇に一里塚の案内板があり、左手の畑の中に盛り土をした塚が見えます。
馬室原の一里塚です。日本橋から数えて11里目の一里塚です。この塚は西塚で現存していますが、東塚は高崎線が施設される際に取り壊されたそうです。
現存している一里塚は3里目の志村の一里塚以来となります。明治に入り交通網が発達しましたが、それに伴い一里塚は次々と壊されてしまいました。残念なことです。
そのまま線路際を進みます。
最初の踏切のある交差点を右折して高崎線を渡り、突き当りのT字路を左折して中山道へ戻ります。
深井二丁目交差点から鴻巣市です。交差点の角に鴻巣宿加宿の石碑が立っています。このあたりの上谷新田は鴻巣宿の加宿でした。
鴻巣市に入ると町名は人形町となります。ひな人形店の看板が多くなります。
右手には八幡神社があります。人形八幡神社と呼ばれています。親しみやすい名前です。浅間神社も並んであります。
その先左手には、鴻巣市の産業観光館「ひなの里」があります。白い蔵並みが青空をバックに引き立ちます。
鴻巣宿
人形町と分かれ、本町に入ります。
本町南交差点の先の左手には鴻巣宿の石碑があり、「是よりこうのす宿」と刻まれています。このあたりに鴻巣宿の江戸側の入口がありました。
ひな人形店が多いです。
本町交差点の先、左手の歩道に鴻巣本陣跡の石碑が立っています。野口家が務めていました。
その先すぐに鴻巣駅入口交差点に到着します。
本日の街道歩きはここまでとして左折して鴻巣駅へ向かいます。
そして、駅には13:30に到着しました。4時間50分の行程でした。