今へ続く街道を歩くと

気楽に歩きながら街道の雰囲気を楽しんでいます

中山道(7)新町から群馬八幡 その1

 

2013年2月23日

 

新町宿

 

 7:50に新町駅に着きました。

 今日も快晴です。冬型の気圧配置が強まり、晴れるが風は強いという予報です。

 8:00に本日のスタート地点に向けて歩き始めます。

 歩き始めると、確かに風は冷たいのですが、なかなか心地よい感じです。 

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 5分ほどで新町駅入口交差点に到着します。群馬銀行の角を左折して中山道に入ります。

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 新町宿の通りは朝がまだ早いせいか静かなたたずまいを見せています。 

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 すぐの左手には旅籠高瀬屋跡の石碑が立っています。

 小林一茶が高瀬屋へ泊まった際、神流川の見透燈籠建立のために寄付金を要求され、12文を渡したと言われています。 

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 高瀬屋跡から数分歩いた、温井川の手前には小林本陣跡碑が道路脇に立っています。遺構は残っていません。

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 すぐに町並みが途切れ、温井川に架かる弁天橋に着きます。

 その手前に、日本スリーデーマーチ発祥の地の石碑が立っています。昭和53年(1978年)、ここ新町において「歩け歩け全国大会・全国スリーデーマーチ」が始まりました。現在は埼玉県の東松山で開催されています。

 このあたりに新町宿の京側の入口がありました。 

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 弁天橋を渡り藤岡市に入ります。

 余談ですが、ここ新町地区高崎市に属していますが、高崎市の飛び地になっています。

 その先で道は二手に分かれます。中山道は右の道に入ります。 

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 右の道には旧中山道の標識があります。群馬県内はこの「旧中山道」の標識が立っているのでとても分かり易いです。

 のどかな道が続きます。

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 弁天橋を渡って10分弱で美しい白壁の続くお宅があります。

 江戸時代の豪農で、明治に入ってからは生糸の商いで財をなした川端家の屋敷です。

 国の有形文化財に指定されています。

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 関越自動車道をくぐると、烏川の土手道を走るサイクリングロードに入ります。

 高崎伊勢崎自転車道と呼ばれています。

 土手に上がると、ちょっと風は冷たいですが、眺めの良いところです。 

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 赤城山榛名山をはじめ、今回の中山道歩きで初めて浅間山を望むことができました。

 空がとても広いです。

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 土手下の車道沿いに入浴施設が見えるあたりで、車道に降ります。

 利根川との合流点まで7kmの標識が立っているところです。

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 車道をしばらく歩き、中島バス停の先、角に酒屋のある小さな交差点を右に入ります。 

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 静かな住宅地を進むと、先ほどのサイクリングロードがある土手に突き当たります。

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 往時の中山道はここを直進して烏川の渡しへ向かいますが、現代の旅人はサイクリングロードをさらに上流へ向かって歩き、柳瀬橋で烏川を渡ります。

 サイクリングロードに立って烏川の向こう岸を眺めます。渡し場の場所はよくわかりませんが、遥か先にはいくつかの山々が連なる榛名山が見えます。 

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 5分ほどで柳瀬橋に着き、橋を渡ります。歩道と車道が完全に分かれている歩き易い橋です。 

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 烏川の流れはとても澄んでいます。

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 柳瀬橋を渡ると高崎市に入ります。

 土手道を右へ進み、渡し場の先の中山道に向かいます。

 岩鼻樋管施設あたりが渡し場になっていました。その前の階段を左へ下り中山道に戻ります。

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 階段を下りたところにも旧中山道の標識があります。

静かな住宅街を道なりに進みます。 

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 その先で坂道を上がると柳瀬橋からの県道との交差点、岩鼻交差点に着きます。

 交差点の手前には北向観音堂があります。安産、子育てにご利益があるそうです。

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 岩鼻交差点への急な坂道を上り、交差点を横断します。

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 岩鼻交差点を過ぎると道幅が広くなります。

 しばし、左脇の旧道を通ります。

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 すぐに元の道に戻り、その先で国道17号を横断します。

 周りは工業団地に変わり、JR高崎線跨線橋への上り坂になります。

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 跨線橋の上からも浅間山が良く見えます。

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 高崎線を越えて10分弱歩き、再び、左側の旧道を通ります。

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 道なりに進むと元の県道と合流して、下町交差点に着きます。 

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 中山道(7)新町から群馬八幡 その2へ続きます。

 

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