今へ続く街道を歩くと

気楽に歩きながら街道の雰囲気を楽しんでいます

中山道(20)須原から妻籠 その2

 

2016年5月1日

 

大桑の一里塚

 

 大桑の一里塚を後にして、第10仲仙道踏切まで国道19号を戻り、その先の中山道を歩きます。

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 道の駅を過ぎて、「のぞきど森林公園」「阿寺渓谷」と記されたグレーの道路標識の先で、中山道は右の道に入ります。

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 しばらく国道と中央本線の間を歩いていきますが、第11仲仙道踏切を渡ります。

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 道はすぐに二手に分かれるので左に入ります。

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 今度は線路の右側を歩きます。

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 右手には木曽川が迫り、対岸には大桑水力発電所が見えます。再生可能エネルギーの中でも水力発電は重要ですよね。日本には山と水が豊富にありますから。

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 再び中央本線の踏切を渡ります。第12仲仙道踏切です。民家が多くなってきました。

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 倉坂(くらんさか)と呼ばれる急坂を上ります。結構、急です。

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野尻宿

 

 坂の上で左に曲がります。ここはかつての桝形の跡で野尻宿に入ります。野尻宿も高台にあります。

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 その先Y字路は右に入り、道なりに右へ曲がります。かつて、このあたりに高札場がありました。

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 野尻宿の町並みです。すぐの右手の民家の塀に「東のはずれ」の説明板が架かっています。東のはずれに「はずれ」という屋号のお宅がありました。

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 十字路の先、左手には本陣跡があります。明治27年(1894年)の大火で焼失してしまいました。説明板と明治天皇御小休所の碑が立っています。

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 その先の右手には脇本陣跡の碑が立っていますが、ここも遺構は残っていません。

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 このあたりから街道は右に左に曲がりくねっています。野尻の七曲りと呼ばれ、敵の襲来を防ぐため七つの曲がり角があって、馬の走り抜けができないようになっていました。

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 駐在所の先のT字路は右へ入ると野尻駅に通じています。T字路の左角には旅館庭田屋があります。寅さんの「男はつらいよ」のロケに使われました。

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 七曲りです。

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 郵便局の先の十字路を過ぎた左手の民家の前には、西のはずれの説明板があります。ここにも「はずれ」の屋号を持ったお宅がありました。

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 西のはずれを過ぎると下在郷地区に入ります。野尻宿を出て7分ほどで左手には下在郷の一里塚碑が立っています。日本橋から数えて77里目の一里塚です。

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 すぐの下在郷橋を渡って、中山道は右に入ります。中山道の標識があります。

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 下在郷橋から右に入るとのどかな街道歩きになります。道なりに進み突き当りのT字路を中山道の標識に従って左折します。しばらく歩くと、正面に三角の飯盛山が見えてきます。

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 その先中央本線のガードをくぐり、Y字路も標識に沿って左へ入ります。

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 しばらく細い路地を歩いていくと、広めの舗装道路に出ます。ここを左折するとすぐに中央本線の踏切に出ます。渡ったところで右手線路脇の道に入ります。

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 10分ほど線路の左脇を歩いていくと、再び踏切を渡ります。第13仲仙道踏切です。

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 今度は線路の右脇の道を歩きます。

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 5分ほど歩くとまたもや踏切(第14仲仙道踏切)を渡り、左側の道を歩きます。

 このあたりは、左から迫ってくる丘陵とすぐ脇を流れる木曽川の縁に沿って鉄道と街道が走っているようです。

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 第14仲仙道踏切からさらに10分ほど歩くと、国道19号と合流します。ここから南木曽町に入ります。

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 国道に入ってすぐに下横橋を渡り、左の道に入ります。沢沿いを上っていきます。

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 坂の途中から見える新緑の木々、水の流れが初夏を感じさせ、とても気持ち良いところです。

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中山道(20)須原から妻籠 その3へ続きます。

 

中山道(20)須原から妻籠 その1へ戻ります。

 

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