今へ続く街道を歩くと

気楽に歩きながら街道の雰囲気を楽しんでいます

日光街道(3)北春日部から栗橋 その3

 

2013年12月29日

 

行幸橋

 

 中川に架かる行幸橋を渡ります。中川を渡る風は強く、とても冷たいです。まるで男体山など日光の山々から直接風が吹き込んでいるように感じます。

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 日光街道は、行幸橋を渡るとすぐに川沿いを左折します。さらにすぐのところを、道なりに右へ曲がります。

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 民家の点在する静かな道を歩きます。これまで、街中を歩いてきましたが、このあたりから雰囲気の良い街道歩きができそうです。

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 行幸橋から5分ほど歩くと、Y字路となり、分岐の角に道標と説明板が立っています。左は日光街道、右はつくば道の追分となっています。

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 道標は安永4年(1775年)に建立されたもので、正面は「右 つくば道」、左面は「左 日光道」、右側は「右 川つま まいばやし」と刻まれています。川つまは五霞町川妻、まいばやしは旧総和町(現古河市)の前林を指します。説明板は残念ながら半分くらい剥がれていて一部読めませんでした。

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 左の道を進みます。田んぼの広がる先に、雪を頂いた男体山が相変わらずよく見えます。

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 しばらく歩くと、正面に雷電社が見えてきますが、手前のY字路を左に入ります。

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 雷電社の裏を回るように右折して、その先の十字路をさらに右折します。

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 右折して砂利道を歩くとすぐのところで、国道4号に突き当たります。左折して国道に入ります。雰囲気のある街道歩きは、一旦、終わりになります。

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 喧噪な国道歩きを初めて50mくらい進むと、歩道はそのまま国道脇下の道へ続きます。

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 すぐのところで、小右エ門南交差点の下をくぐります。ここから、久喜市、旧栗橋町に入ります。

 国道4号の整備により、日光街道筋は、所々、分からなくなったそうです。このため、国道脇の側道を進むことになります。

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 小右エ衛門南交差点の下をくぐってから、10分弱で左手に真光寺が建っています。寺の裏手に小右衛門の一里塚跡の説明板が立っています。日本橋から数えて13里目の一里塚です。

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 すぐに、工業団地入口交差点の下をくぐります。この交差点を西に進むと、南栗橋駅に通じています。

 さらに、10分ほど歩くと国道沿いに建つラウンドワンが上に見えた先で、東北新幹線の高架下をくぐります。

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 東北新幹線をくぐったすぐ先で、国道へ上がる急坂を上ります。

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 国道に上がりすぐの栗橋大一劇場の前を左に入ります。大きく右へ弧を描きながら街道を歩きます。

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 その先で再び国道4号と合流しますが、合流する交差点のすぐ手前で左の道に入ります。

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 さらに国道脇へ下る道となります。

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 直進すると国道125号に突き当たります。国道4号と国道125号の交差点、栗橋交差点の脇です。突き当りを左折して、国道脇の細い路地を進むとすぐのところで、国道125号の下を潜ることができます。

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 国道125号の下をくぐると、新興住宅地に入ります。用水路の左脇を歩き、さらに右脇を歩きます。

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栗橋宿

 

 数分でセンタラインのある通りに突き当るので左折します。このあたりが、栗橋宿の江戸側の入口と言われています。

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 栗橋宿も一直線の道が続いています。

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 栗橋宿の通りには「利根川と栗橋人のふれあうまち」と書かれたのぼりが下げられています。栗橋地区の活性化を目指したキャッチフレーズとのことです。

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 栗橋宿に入って10分で、栗橋駅入口交差点に着きます。今日の街道歩きはここまでとして、左折して栗橋駅に向かいます。

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 栗橋駅入口交差点から15分ほど歩き、栗橋駅に到着しました。駅近くに静御前の墓がありましたが、電車の時間の都合上、次回に回すことにしました。時刻は13:10です。4時間30分の行程でした。

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