2014年12月6日
膝子の一里塚
さぎ山記念公園入口から20分ほど歩くと、膝子会館先の右手に膝子の一里塚があります。日本橋から数えて8里目の一里塚です。東塚のみ現存しています。埼玉県に入って最初の現存している一里塚です。
膝子の一里塚から膝子交差点を過ぎて10分、七里中学校の脇で日光御成街道は県道と分かれて右手に入ります。
比較的細い道になります。静かな街道歩きができます。
しばらくして、左からくる県道と合流しますが、街道は直進します。ここまで来ると岩槻も近くなり、人形店の看板も見られます。
七里中学の脇を右に入って15分、老人ホームの脇で道は二股に分岐します。県道は左にカーブしますが、日光御成街道は右に入ります。
右に入ったすぐ右手の道端に小さな道標があります。気づかないほど小さな道標ですが、説明板が立っているので道標であることは分かります。しかし、説明の文字が消えかかっていて読み取れません。
その先で深作川を渡ります。
さらに、国道16号を横断して直進すると、すぐにT字路に突き当たります。大橋交差点で右折して、今度は綾瀬川に架かる大橋を渡ります。
大橋交差点を右折して県道2号に入ると、その先、街道は大きく迂回します。まずは、次の信号機のある交差点を左折します。
住宅地を歩き、東武野田線の踏切を渡ります。
さらに住宅地の中を、右へ大きくカーブしながら歩きます。その先で、東北自動車道の下をくぐります。
東北自動車道の下をくぐると、東北自動車道沿いに東武野田線の線路を跨ぐ歩道橋があります。左手にある階段を上り、再び東武線を越えます。階段を下って東北自動車道の側道を歩き、その先の分岐を左へ入ります。
岩槻宿
すぐに先ほど分かれた県道2号に出ます。左手角には人形の町岩槻にふさわしく、わらしべ人形像が立っています。御成街道は、大橋の先からここまで大きく迂回してきましたが、何か理由があるのでしょうか。
岩槻宿に入ると市宿町となります。広々とした歩道が続きます。ところどころ旧家の古い家が見られます。左手に「市宿通り上宿」と記された標柱があります。
道を隔てた向かいに郷土資料館があります。旧警察署の建物を使っています。かなり年期が入っています。昭和5年(1930年)に建てられました。
その先、左手に高札場跡があります。なぜか自動販売機に瓦屋根がついています。
市宿の名前は、当時、六斉市(一と六の日に市が開かれていた)が開かれ、大変賑わっていたことによると説明板に書かれています。
右手には蔵造りの商家があります。旧中野邸で、現在は和菓子屋(藤宮製菓)を営んでいます。
さらに、その先右手の埼玉縣信用金庫のある場所に本陣がありました。
岩槻駅入口交差点に到着します。今日の街道歩きはここで終わりにします。左折して岩槻駅へ向かいます。
岩槻駅に近づくと、次第に人形店が多く見られます。
そして、岩槻駅に着いたのが10:50。2時間50分の行程でした。岩槻駅は改装中でした。