今へ続く街道を歩くと

気楽に歩きながら街道の雰囲気を楽しんでいます

日光千人同心街道(2)箱根ヶ崎から武蔵高萩 その1

 

2015年1月2日

 

箱根ヶ崎宿

 

 朝8:25、箱根ヶ崎駅東口から本日のスタート地点に向けて歩き始めます。近頃は、どこへ行っても駅舎はきれいで立派になっています。天気は曇で、結構寒いです。

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 駅前から左斜めの道に入ります。

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 すぐに、本日のスタート地点である交差点に到着し、左折して日光千人同心街道に入ります。

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 その先の青梅街道との交差点角に建つ旧家は會田薬局です。看板には「創業明治5年」と記されています。

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 この青梅街道との交差点には「旧日光街道」と表示されています。このあたりでは日光街道と呼ばれているようです。

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 青梅街道を過ぎると、残堀川に架かる大橋を渡ります。橋の親柱には灯篭のモニュメントが飾られています。説明板によると、慶応元年(1865年)、この地に大きな常夜灯が立てられましたが関東大震災で倒壊したそうです。現在は、残堀川上流にある狭山池公園で再建されています。

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 この先、街道は緩やかな坂を上ります。

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 さらにすぐのところで下り坂に変わり、スタート地点から10分で狭山神社下交差点を通過します。横断したのは国道16号の旧道です。狭山神社はここを左折したところにあります。

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 その先、5分で駒形富士山バス停に着きます。このあたりの地名は駒形富士山と言います。見あたりませんが、富士塚があるのでしょうか。

 駒形富士山バス停前には郷土資料館と教育施設を併設した耕心館があります。江戸末期に建てられた民家で、周囲に塀をめぐらし、母屋と二棟の土蔵があります。この邸宅は、屋敷林に囲まれ、武蔵野の旧家のたたずまいを残しています。葉を落としたケヤキの枝が見事に広がっていいます。

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 道路脇には日光街道の標識が立っています。

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 その先5分で国道16号との交差点、富士山交差点に着きます。歩道橋で国道を渡ります。西の空は雲が取れて青空が見えてきました。その先の道を直進します。

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 しばらく静かな街道を歩きます。このあたりも駒形富士山という地名です。

 国道16号を渡って7分、左手の鳥居は元狭山神社です。

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 さらに、その先、瑞穂二本木交差点を通過します。瑞穂町二本木地区に入ります。少し家並みが増えました。

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 すぐに、埼玉県入間市に入ります。このあたりは、入間市の二本木地区です。

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二本木宿

 

 さらに、T字路に突き当り、街道は右に曲がります。このあたりから二本木宿となります。

 T字路の左角に二本木上宿の道標があります。延享元年(1744年)に建てられたもので、「右 青梅、左 大山 八王子」と記されているよう です。曲線を持つ道標で見た目がいいですね。

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 特に何もない二本木宿の町並みを進みます。二本木という地名は瑞穂町と入間市にあります。これは、かつて、二本木のある元狭山村が二つに分かれ、東京都瑞穂町と埼玉県武蔵町にそれぞれ合併されたためです。

 道標から4分で二本木神社入口交差点を通過します。交差点を左折すると二本木神社があります。

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 さらにその先7分で、左手に、ちょっとおしゃれなカトリック入間宮寺教会が建っています。明治43年(1910年)に埼玉県で最初に作られた教会です。

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 道は教会の先で国道16号と合流しますが、日光千人同心街道はその手前を左へ入ります。

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 左折してしばらく住宅街を歩くと左手に入間市博物館があります。中には何が展示されているのか分かりませんが、庭にはお茶の木が植えられています。

 緩やかな上り坂になります。

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 小学校脇の坂道を上っていくと、武蔵工業団地に突き当たります。ここで街道は途切れているため工業団地の中を通り、街道の続きの場所へ向かいます。

 突き当りを右折して、すぐの交差点を左折します。

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 その先、次の信号のある交差点を右折し、さらに、次の信号のある交差点を左折します。工業団地の中はとにかく広いです。ここは、戦前に陸軍の飛行場がありました。

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 信号を左折するとすぐに道は二股に分かれます。右の道が先ほど工業団地に遮断された日光千人同心街道の続きの道になります。

 その先で、圏央道入間インターの下をくぐります。

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 入間市狭山茶の産地です。茶畑の脇を歩きます。

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 街道に戻って10分で国道16号と合流します。入間高校入口交差点です。ここからは国道16号を歩きます。

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 国道16号に入って5分で国道463号、299号との交差点、小谷田交差点に着きます。ここで、ふれあい橋と書かれた歩道橋に上って国道の右側へ渡ります。進行方向は曇っていますが、西の空は雲一つありません。

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 その先の扇町屋南交差点で、道は三つに分かれます。国道16号は左の道ですが、真ん中の道が日光千人同心街道になります。

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日光千人同心街道(2)箱根ヶ崎から武蔵高萩 その2へ続きます。

 

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