今へ続く街道を歩くと

気楽に歩きながら街道の雰囲気を楽しんでいます

日光千人同心街道(3)武蔵高萩から東松山 その1

 

2015年1月11日

 

高萩

 

 9日ぶりに武蔵高萩駅前に立ちます。8:30に本日のスタート地点に向けて歩き始めます。天気は快晴ですが、今日もとても寒いです。

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 桜並木の駅前通りを下ると県道15号に突き当るので、左折します。朝の駅前通りはとても静かです。

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 県道を歩いて数分で本日のスタート地点に到着します。前回は右手の橋を渡ってここで終了しました。そのまま県道を進みます。

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 その先の高萩交差点を左折します。

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 すぐにJR川越線の高架をくぐります。このあたりから高萩宿に入ります。

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高萩宿

 

 右手にはレトロな旧日高郵便局が建っています。いつ頃の建築なのでしょうか。

 脇に立つバス停の名前は「中宿」です。

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 その先5分ほど歩くと、朝日が丘交差点あたりで道は大きく右にカーブします。旭が丘交差点から北西方面一帯には、戦前、陸軍の飛行場がありました。

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 右にカーブした横断歩道橋の左手に、高萩北公民館があります。その敷地内に飛行場の碑と説明板があるということでしたが、見つかりませんでした。

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 その先でバイパスと合流しますが、交差点の名前は「高萩北杉並木」となっています。このあたりから、日光千人同心街道の杉並木が始まります。

 国道の両側に杉並木が並んでいますが、その外側に遊歩道が整備されているので歩きやすい道です。

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 所々に「日光街道」の道路標識が立っています。

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 杉並木と言いつつ様々な木が植えられています。日光街道杉並木の説明板によると、杉と松が主で、桧、檪、楢なども植えられています。川越城主松平伊豆守が各地からそれぞれの木を取り寄せたと言われています。樹齢300年の木々が並んでいるとのことです。昭和3年(1928年)には5,571本を数えていたのが、現代(昭和56年当時)では、1,118本と、だいぶ数が減っているそうです。

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 杉並木を歩いて30分弱、圏央鶴ヶ島入口交差点を通過します。まだまだ、並木が続いています。

 その先で国道は右にカーブします。このあたりは桜でしょうか。

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 日光千人同心街道は次の高倉天神交差点を左に入り、国道407号と別れます。

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 並木道はさらに続きます。桜並木だなあと思いつつ歩いていると、左手に桜並木の説明板がありました。このあたりの杉や松の老木は戦後の大型台風で多くが倒れ、見かねた個人が私費を投じて桜を植えたそうです。それほど並木道の景観が素晴らしかったのでしょうね。

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 高倉天神交差点から8分で脚折才道木(すねおりさいどうぎ)交差点に着きます。珍しい名前です。

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 交差点の左手角には才道木の道標が説明板とともに立っています。道標には、南北が千人同心街道、東西が川越街道(越生道)を示しています。川越街道は、東は川越を経て江戸へ、西は越生を経て慈光寺(ときがわ町)へ通じています。鶴ヶ島市有形文化財に指定されています。

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 その先の鶴ヶ島第一小学校前の横断歩道橋にも「日光街道」の表記があります。

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 さらに、右手には白髭神社があります。奈良時代の創建と伝えられ、武蔵国を開拓するためにこの地に居住し高麗郡をつくった高句麗人たちが建てた神社とされています。

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 脚折地区を歩きます。

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 白髭神社から8分で、左手に針売庚申塔が立っています。元禄6年(1693年)に建立されたもので、現在でも保存会の方々が大切に守っているそうです。

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 その先で関越自動車道の下をくぐります。

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 さらに、東武越生線の踏切を渡ります。

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 三光町地区を通ります。

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 そして、東武東上線の踏切を渡ります。

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日光千人同心街道(3)武蔵高萩から東松山 その2へ続きます。

 

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