今へ続く街道を歩くと

気楽に歩きながら街道の雰囲気を楽しんでいます

日光千人同心街道(5)行田市から茂林寺前 その2

 

2015年4月18日

 

荒木

 

 日光千人同心街道は荒木交差点を右折します。しばらく荒木地区を歩きます。天気は快晴です。だいぶ暑くなり、少々、汗ばんできました。

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 荒木交差点から5分強、羽生市に入る手前で右の旧道に入ります。

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 細い旧道を歩きつつ、すぐに再び県道7号に合流します。暑くなったので、ここでとうとう、ソフトシェルを脱ぎました。芝桜の季節です。

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 その先は見渡す限りの田んぼの中を貫く、一本道です。

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 県道と合流して13分、左手には南陽醸造があります。花陽浴(はなあび)の醸造元です。

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郷宿

 

 南陽醸造の角は上新郷交差点となり、ここを左折します。ここから新郷宿に入ります。新郷宿の継立は館林から行田へ向かう時のみの片宿場でした。

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 すぐの左手には互福衣料の古い建物があります。明治28年(1895年)の創業です。

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 上新郷交差点から5分強、左手に須永家本陣跡の門が残っています。

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 本陣跡には樹齢400年と言われるシイノキが立っています。街道脇で、とても目立っていたことでしょう。

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 上新郷交差点から10分で正面に愛宕神社がある交差点、愛宕神社前交差点に着きます。このあたりが新郷宿の日光側の入口でした。

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 愛宕神社先の左側の歩道には松並木が続いています。甚兵衛松並木です。寛永5年(1628年)、第3代将軍・徳川家光日光東照宮へ参詣した際、関東郡代の大河内金兵衛が家臣の勘兵衛に命じて街道沿いに植えたものです。当時の松は数本しかなく、ほとんどが若い松です。歩道には甚兵衛松の石碑が立っています。

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 また、歩道には往時の松並木を描いたブロックがはめ込まれています。

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 その先、並木橋埼玉用水路を越えます。武蔵水路、見沼代用水に続いて埼玉用水路を越えます。

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 並木橋を過ぎて5分強、利根川の土手が見えてきます。道は右に大きくカーブします。

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 カーブした先で国道122号と合流します。ここで、左手の土手上の道に上ります。

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 土手上の道で上流方面を望みます。一面、菜の花が咲いています。

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 昭和橋で利根川を渡るために土手道を川下に向かって歩きます。

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 橋の袂に近いところに川俣関所跡碑が立っています。江戸時代初期に設けられたもので、入り鉄砲、出女を取り締まっていました。日の出に開門、日没とともに閉門していました。関所跡は利根川の改修工事によって、川底に沈んでしまったそうです。

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 昭和橋交差点を左折して国道122号に入ります。右側の歩道を歩き、昭和橋を渡ります。歩道も広々としています。

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 坂東太郎と呼ばれている利根川です。川幅はとても広いです。

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 橋の中ほどで群馬県明和町に入ります。

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 昭和橋を渡って10分、橋を渡り切ったところで、右手の土手道へ入ります。

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 土手道を道なりに下り、左へカーブします。このあたりの川岸に渡し場があったのでしょうか。現代の土手の斜面には一面に菜の花が咲いています。

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川俣宿

 

 車止めの先には直線道が続いています。川俣宿の始まりです。

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 車止めのすぐ左手のお宅が塩谷家本陣跡です。宿場の外れにあったんですね。

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 その先の左手には粟島神社があります。

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 川俣宿の街並みです。宿場町の面影はありません。

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日光千人同心街道(5)行田市から茂林寺前 その3へ続きます。

 

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