今へ続く街道を歩くと

気楽に歩きながら街道の雰囲気を楽しんでいます

甲州街道(7)鳥沢から笹子 その4

 

2021年10月3日

 

源氏橋

 

 国道20号から左折して源氏橋を渡ります。源氏橋にはどのような謂れがあったのでしょうか。

 山間の河川敷に稲刈りの終わった田んぼが広がっています。

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 橋を渡り終えると正面の道は工場の敷地となり、立ち入り禁止の看板が立っています。標識に従って、甲州街道は看板の手前を右折します。

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 いきなり両脇が草ぼうぼうの道になり、一瞬、ここを行くの?と思いました。ところどころ、昨日の雨でぬかるんでいます。

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 やがて砂利道となり、左からの道と合流した先は開けた景色が広がります。

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 線路の先にこれから渡る踏切が見えてきたところで道は左へカーブします。すぐに、二手に分かれるので方向的に右かと思い、右へ入っていきました。しかし、工場の人に「その先は行き止まりだよ」と教えてもらい、分岐まで戻って直進しました。

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 やがて、舗装道路と合流します。

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 その先で先ほど見えた中央本線の踏切を渡ります。ここは第七甲州街道踏切と記されています。

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初狩宿

 

 踏切を渡ると右手T字路の角に聖護院道興の歌碑が立っています。天台宗総本山聖護院の門跡を務めた道興が、文明19年(1487年)この地で詠んだ歌です。

 「今はとて かすみを分けてかえるさに おぼつかなしや はつかりの里」

 と記されているようです。

 下初狩宿の碑も立っています。

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 国道と合流します。

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 国道との合流点は100.1kmでした。

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 右手に奥脇本陣跡が見えてきます。

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 本陣跡には「山本周五郎生誕之地」の碑が立っています。

 下初狩宿は隣の中初狩宿との合宿で月の半分ずつ宿場業務を担当していました。

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 初狩駅入口交差点を通過します。

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 宮川に架かる宮川橋を渡ります。

 江戸の時代に宮川橋から富士山の頂上付近が望めたので、「宮川橋の一目富士」と呼ばれた名所だったそうです。今日は残念ながら富士山を見ることができませんでした。

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初狩宿

 

 左手には今池家の洋館が建っています。医院を営んでいました。国の登録文化財に指定されています。

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 初狩小学校の前に芭蕉句碑が立っています。

 「山賊(やまがつ)のおとがいとずる葎(むぐら)かな」

 出合った木こりがあまりしゃべらないのは夏草の穂が口の中に入ったからかな といった内容だそうです。

 江戸の大火で焼け出されて初狩に住んでいた姉のもとに滞在した際に詠んだ歌と言われています。

 中初狩宿の碑が立っています。

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 国道をひたすら歩きます。

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 側子バス停の先、右手には小林本陣跡があります。明治天皇御小休遺跡碑が立っています。

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 このあたりは稲刈りの最中でしょうか。

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 船石橋で笹子川を渡ります。だいぶ川幅が狭くなってきました。水は相変わらず澄んでいます。

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 船石橋を渡ると幅の広い歩道が続きます。道は緩やかに標高を上げています。この暑い中、マスクを着けて歩くのはちょっと辛いですね。

 ちなみに鳥沢駅の標高は310m、目的地の笹子駅は600m、標高差はおよそ300mです。

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 やがて、広々とした歩道はなくなり、車が速度を上げてすれ違う中、中央本線の高架をくぐります。

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