今へ続く街道を歩くと

気楽に歩きながら街道の雰囲気を楽しんでいます

東海道(4)戸塚~戸塚宿~藤沢宿~茅ヶ崎 その3

 

2022年4月9日

 

藤沢宿

 

 街道沿いに立つトランスボックスごとに藤沢の昔の町並みの写真が貼ってあります。トランスボックス・ラッピング巡りと称した街歩きの小冊子を交流館でもらいました。これによると東海道の右側の歩道には昔の写真ですが、この他に浮世絵や現代の写真、古地図バージョンもあるようです。

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 現代の東海道、国道467号を歩きます。

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 白幡交差点を右折して白旗神社へ寄り道をします。

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 しばらく歩くと、正面右手には白旗神社の鳥居が建っています。小さな橋を渡って鳥居をくぐります。

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 境内に入ると右手には義経と弁慶の像があります。

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 拝殿に続く階段の脇には源義経公鎮魂霊之碑が立っています。文治5年(1189年)に平泉で自害した義経の首は鎌倉まで運ばれました。腰越の浦で首実検が行われた後、義経の首級は捨てられましたが、弁慶の首級とともに潮の逆流にのってここまで流れ着き、この地に葬られたと伝えられています。

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 階段を上ると拝殿があります。神社の御祭神は寒川比古命と、そして源義経です。

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 神社の前のタリーズで休憩した後、白幡交差点に戻り、右折して東海道に戻ります。

 小田急江ノ島線の線路の上に架かる伊勢山橋を渡ります。手前を右に下っていくとすぐに藤沢本町駅があります。

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 その先、京見附跡の説明板が立っています。詳しい位置は不明のようですが、この近くに見附という屋号のお宅があるそうです。ここまでが藤沢宿でした。

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 さらに東海道を進みます。

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 その先で道は二又に分かれます。東海道は右へ入ります。

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 突き当りを左折します。

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 すぐに、先ほど別れた県道に出るので右折します。桝形跡です。

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 引地橋で引地川を渡ります。

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 養命寺の脇を通ります。養命寺は曹洞宗のお寺で本尊は薬師如来坐像です。運慶の弟子の作ではないかとみられ、国の重要文化財に指定されています。御開帳は12年に一度、寅年の4月12日のみとされています。うん?3日後?

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 鳥羽地区を歩きます。

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 やがて、国道1号と合流するので、左へ入ります。四ツ谷交差点の横断歩道を渡り、右側の歩道を進みます。

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 四ツ谷交差点の分岐の角に大山道道標が立っています。

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 四ツ谷不動尊の下に大山道と大きく刻まれています。延宝4年(1676年)に建てられました。

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 右手には大山道一の鳥居が見えます。万治4年(1661年)に建てられました。この辺りには立場があり、江戸時代には大山阿夫利神社詣での人々で大変賑わったそうです。四ツ谷立場と呼ばれていました。

 

 羽鳥交番前交差点を越えたすぐのところに一里塚跡碑が立っています。四ツ谷の一里塚で、日本橋から数えて13里目の一里塚です。

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 その先からぽつぽつと松の木が現れてきます。

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 四ツ谷不動から10分弱で茅ヶ崎市に入ります。

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 両側には松並木が続きます。風情があります。

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 明治天皇御小休所址碑も立っています。

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 歩道の脇、右の小道は旧道跡のようです。とりあえず、通ってみます。

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 菱沼歩道橋の脇に牡丹餅立場跡の説明板があります。その名の通り、牡丹餅を商う茶屋がありました。

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 さらに松並木が続きます。

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 茅ヶ崎高校のフェンスと歩道の間に東海道松並木の説明板が立っています。このあたりの杉並木は黒松で幹回り2.2m、推定樹齢400年の大木が並んでいるそうです。

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 立派な松並木です。

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 国道1号を歩いてちょうど1時間、一里塚交差点に到着します。

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 交差点の手前角、左側には一里塚が残っています。茅ヶ崎の一里塚で、日本橋から数えて14里目の一里塚です。

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 その先の茅ヶ崎駅前交差点で本日の街道歩きは終了とし、左折してJR茅ヶ崎駅へ向かいます。

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 そして、茅ヶ崎駅に到着しました。時刻は13:55。本日は5時間5分の行程でした。

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