今へ続く街道を歩くと

気楽に歩きながら街道の雰囲気を楽しんでいます

鎌倉街道上道(3)ゆめが丘から南町田 その3

 

2023年2月4日

 

本郷

 

 川口製糸跡から街道にもどり直進すると、次の交差点で右に曲がります。若干分かりにくい場所ですが、「日枝神社→110m」の標識が立っているので、それに合わせて右折します。標識の後方の柵の向こうには道祖神らしき石塔が立っていますがよく見えません。

 すぐの左手に日枝神社の鳥居が立っています。

 

 境内に入ると樹齢300年の大けやきが立っています。かなり迫力があって目立ちます。

 

 さらにその先に神明社があります。住宅と住宅の合間の先に鳥居と社殿が見えます。

 

 道の途中に竹藪があります。いい雰囲気です。

 

 中屋敷地区に入ると雰囲気がガラッと変わります。けやきの並木道です。この先には、横浜市の名木古木に指定されている大けやきも立っています。

 

 中屋敷に入って10分弱で右手には瀬谷銀行跡があります。明治に入り瀬谷村では養蚕業が盛んになり、多くの製糸工場が操業を始めました。そして地域事業の発展のために瀬谷銀行が設立されました。

 

 養護学校の前を過ぎ、突き当りを右折します。すぐのところで県道401号に突き当たりますが、交差点の三角地帯には北向地蔵尊が立っています。正面を向いているのが北向地蔵様でしょうか。

 

 バス通り(県道401号)をしばらく歩くと右手には妙光寺があります。白雉3年(625年)に明光比丘尼が庵を建てたのが始まりとされています。

 

 妙光寺の梵鐘は正中2年(1325年)に鋳造されたもので神奈川県の重要文化財に指定されています。

 

 次の信号のある交差点を右折して寄り道をします。

 

 台地に上っていく坂は牢場坂と呼ばれています。北条早雲に仕えていた山田経光の館の牢場があったと言われています。

 

 街道に戻りさらに北へ向かって歩いて行きます。正面には東名高速道路の高架が見えてきます。

 

 高速をくぐる手前の右手の階段の上には若宮八幡神社があります。

 

 若宮八幡神社は、永禄年間(1558年~1569年)に岩崎丹後守が創建しました。境内には八幡上古墳跡があります。社殿は東名高速道路を通す際にこの地に移転されました。

 

 東名高速道路の下をくぐります。

 

 東名高速道路の下をくぐり、300mほど歩くとローソンの角で右へ入ります。

 

 右へ入ると工場地帯に変わります。

 

 やがて国道246号の側道に出るので右折します。

 

 八王子街道との交差点、目黒交差点を直進し、その先の分岐を右へ入ります。

 

 分岐手前のスペースに五貫目道祖神が立っています。五貫目道祖神は旧青山街道(旧国道246号)をここから300m西方に行った境川に架かる鶴瀬橋の手前に祀られていました。青山街道(大山街道)と鎌倉街道の交差する場所で道標としての役割を果たしていました。この道祖神安政3年(1856年)に建立され、2代目だそうです。

 

 分岐の右の道を進み、東京都町田市に入ります。坂下バス停の先、横断歩道が見えるところで、左手路地に入ります。

 

 円成寺脇の坂を下っていきます。

 

 国道246号に突き当たるので、歩道橋で反対側へ渡ります。

 

 国道246号、厚木街道の下り方面です。

 

 鶴間のツルでしょうか。

 

 鶴間小学校脇の静かな住宅街を進みます。

 

 鶴間小学校からは宅地化された住宅街なのでどのように通っても良いのですが、最終的には鶴間パークウォークを直進します。その先、鶴間公園の脇を通ります。子供が多く活気のある街ですね。

 

 さらに歩くと、東急田園都市線の高架が見えてきました。高架手前の交差点で本日の街道歩きは終わりにします。右折して南町田グランベリーパーク駅へ向かいます。

 

 南町田グランベリーウォークを通って南町田グランベリーパーク駅に到着しました。時刻は14:15です。今日は5時間40分の行程でした。駅前のコーヒーショップで休憩してから帰路につきました。

 

 

 

 

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