2022年11月19日
塚原新田
塚原新田交差点を右折して国道1号の歩道を歩くと、右手へ入る分岐の角に三島宿から見て、箱根路と記された大きな石があります。実はこの左へ入る道(三島宿から見て)が東海道であることに気が付きました。先ほど旧国道を道なりに左へ曲がってしまいましたが、直進方向へ進むとこの場所に出ます。
国道1号の先を進みます。その先の三島塚原IC交差点を通過します。伊豆縦貫自動車道インターの入り口になります。
伊豆縦貫を越えた先で松並木が始まります。松並木は上り車線の両側にあり、その外に下り車線が通っています。
冬の風物詩? 松の木一本一本に「こも巻き」がされています。
その先には一里塚が両塚とも残っています。錦田の一里塚で、国の史跡に指定されています。日本橋から数えて28里目の一里塚です。
初音が原の標識が立っています。

静岡県みち50選の碑も立っています。
10分強歩くと松並木も終わります。右手には、
箱根八里の 馬子唄消へて 今は大根を 造る歌
と記された石碑が立っています。
五本松交差点の横断歩道を渡り、右へ少し行ったところで左折します。
石畳風の路地を進みます。
その先で急な坂道を下ります。愛宕坂と呼ばれています。
さらに下っていきます。
東海道本線の踏切を渡ります。旧東海道踏切の名前が記されています。
山田川の先に富士山を望みます。
左からの県道22号と合流します。
大場川にかかる新町橋を渡ります。
新町橋の欄干には安藤広重の東海道五十三次佐野喜版で描かれた三島宿の雪景色の浮世絵が載せてあります。遠景に雪の富士山が描かれていますが、手前にある橋が新町橋なのでしょう。
新町橋から富士山を撮ってみました。
三島宿
新町橋を渡ると東の見附がありました。三島宿に入ります。
格子窓のある莨屋(たばこや)肥料店の前を通ります。
そして、三嶋大社に到着します。東海道に面した大鳥居をくぐります。
三嶋大社は伊豆国一之宮と位置付けられ、吾妻鏡では治承4年(1180年)に源頼朝が挙兵する際に三嶋社に奉幣を行ったことが記載されています。源頼朝は戦勝祈願に度々ここを訪れています。
今日は、11月19日です。七五三のお参りに来ている子供達を多く見ます。
次に、総門をくぐります。
神門です。
天然記念物の金木犀の老木です。樹齢1,200年と言われています。
社殿です。社殿は本殿、幣殿、拝殿からなり、慶応2年(1866年)に再建されたものです。
東海道へ戻り、先を進みます。郵便局の建屋あたりに問屋場がありました。説明板が立っています。三島宿の問屋場は箱根八里の運送を担っていたため、業務は膨大で多忙を極めたそうです。
その先で本町交差点に着きます。本日の街道歩きはここまでとして、右折して三島駅へ向かいます。
本町交差点から10分強で三島駅に到着します。時刻は14:25。本日は5時間50分の行程でした。新幹線で帰路につきました。