今へ続く街道を歩くと

気楽に歩きながら街道の雰囲気を楽しんでいます

東海道(10)東田子の浦~吉原宿~蒲原宿~新蒲原 その5

 

2022年12月25日

 

中之郷

 

 富士川第一小学校の前を道なりに左にカーブして、その先で中之郷地区に入ってから歩くことおよそ20分、道は二又に分かれるので、左の道を下り、新幹線のガードの下をくぐります。分岐には左「蒲原」、右「行き止まり」と表示されていますが、ひょっとした右の道が東海道かもしれません。

 

 すぐに、右からの道と合流します。

 

 この先から上り坂が始まります。

 

 結構きつい上りです。

 

 その先で東名高速道路に道が遮られ、高速沿いに右へ進みます。この辺りから静岡市に入ります。

 

 左手、高速道路の向こうに富士山が見えます。

 

 静岡市の標識に沿って高速道路に架かる橋を渡ります。

 

 橋を渡ります。

 

 橋を渡ると、その先から、蒲原宿に向けて、かなりの急坂を一直線に下っていきます。遥か駿河湾を望むことができます。

 

 下まで下ると、T字路に出るので右折します。

 

 蒲原宿ももうすぐです。

 

 左手には一里塚碑が立っています。神原の一里塚です。日本橋から数えて、38里目の一里塚です。

 

 

蒲原宿

 

 諏訪神社の参道入り口の先には東木戸跡が整備されています。常夜燈も立っていて、「宿内安全」と刻まれています。文政13年(1831年)建立と考えられています。

 

 東木戸跡前の道はわずかに桝形の跡を残しています。写真は宿内側から振り返ったものです。

 

 日軽金の発電所の送水管の上を通ります。迫力があります。

 

 左手の奥には3階建ての渡邊家土蔵が建っています。渡邊家は問屋を勤めていました。天保9年(1838年)に建てられた静岡市内最古の土蔵とみられています。静岡市文化財に指定されています。

 

 蒲原宿の町並みです。

 

 左手には馬頭観音が祀られています。この辺りには伝馬や宿役に使われる馬小屋が並んでいました。

 

 新蒲原駅付近まで来たので、本日の街道あるきはここまでとして、左折して路地に入り駅を目指します。

 

 すぐに県道396号に出ます。向かいに駅ホームがあるので歩道橋を渡って左へ歩きます。

 

 その先で線路をくぐると左手に改札口があります。

 

 新蒲原駅に到着しました。時刻は13:45。本日は5時間ちょうどの行程でした。

上り電車が来るまで30分強あるので駅の周辺を散策してみます。

 

 駅前の歩道には東海道五十三次の浮世絵のタイルが埋め込まれています。もちろんあの有名な「蒲原 夜之雪」は一番目立つところにあります。

 

 ロータリーには漁船さくら丸も飾られています。

 

 

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