今へ続く日光例幣使街道を歩くと
例幣使は日光東照宮に幣帛を奉納するために遣わされた勅使で、正保3年(1646年)から幕末の慶応3年(1867年)までの221年間、毎年欠かさず続けられました。この例幣使一行が主に往路だけ利用した上州倉賀野宿から野州楡木の追分までを辿ってみました。
今へ続く日光例幣使街道は、北関東の主要都市を結ぶ道でもあり、昔の面影をあまり残していません。その中でも、玉村宿本陣跡に立つ有長歌碑、五料関所跡、石原加茂神社の忠犬の逸話、和歌の短冊が残されている(非公開)川崎天満宮など、例幣使一行の痕跡を知ることができました。