2023年4月22日
掛川宿
8:40頃に新幹線で掛川駅に着きました。8時過ぎには到着する予定でしたが、岐阜羽島あたりで線路内に人が立ち入ったために新富士駅で運転見合わせになってしまいました。しかし、さすがは新幹線、完全に運行管理されているのか、駅間距離が離れているのか、安全確認が出来てから10分くらいで普通にスピードを上げて走り始めました。
天気は曇りで、微妙な予報です。多少雨に降られるかもしれません。しかし、気温も20℃と涼しく、ゴールデンウイークは避けたかったので、決行に至りました。8:50に歩き始めます。
前回も帰りがけに見えましたが、建物の壁には掛川の大祭の様子が描かれています。山車と3年に一度奉納される大獅子舞です。
5分弱で本日のスタート地点の連雀西交差点に着きます。左折して東海道に入ります。
朝の静かな商店街を進みます。
次の信号のある交差点の角には清水銀行があります。すばらしいですね。宿場町にぴったりな建物です。
清水銀行の交差点に面した壁には、天正18年(1580年)に掛川城へ入城した城主、山内一豊と内助の功で有名になった千代夫人のレリーフが掲げられています。千代は蓄えた黄金で一豊に馬を買い与えました。
右手にある円満寺の門は、明治になって掛川城の蕗(ふき)の門を移設したものです。
十王橋で新知川を渡ります。かつてはこのあたりに西木戸がありました。
二又を右へ入ります。
東光寺入口の脇には秋葉常夜燈が立っています。
十九首地区を通ります。この辺りに、天慶3年(940年)に藤原秀郷に討ち取られた平将門ら19名の首塚があったようですが、場所が分かりませんでした。
県道37号と合流します。
橋を渡ったすぐの交差点、二瀬川交差点で左折します。
倉真川に沿った県道を進みます。
次に倉真川に架かる大池橋を渡ります。歌川広重の「東海道五十三次 掛川 秋葉山遠望」はこの橋の袂からの眺めを描いたと言われています。
大池橋を渡ると五差路の交差点に出ます。東海道は左折して倉真川沿いを進みます。
五差路の正面の二又を右へ入ったところに秋葉神社遥拝所があります。かつては大池橋を渡った正面に青銅の鳥居と常夜燈が立っていました。
江戸の世に多くの秋葉講の人たちが通った秋葉街道はこの遥拝所前の道だったのでしょう。秋葉山へはここから9里の道のりだそうですが、場合によってはここで拝んで帰っていった人もいたかもしれません。
奥に鎮座している社殿です。
橋の袂まで戻り右折して東海道に入ります。すぐのところに「大池橋と秋葉街道」の説明板が立っています。
大池地区を歩きます。
鳥井町交差点を通過します。秋葉街道の鳥居の名前が残っています。
天竜浜名湖鉄道のガードをくぐります。左手には西掛川駅があります。
車通りのある住宅地を進みます。
ガード下から10分ほど歩くと蓮祐寺が建っています。かつてはこの辺りに一里塚がありました。門前には夢街道の道標が立っています。大池の一里塚で、日本橋から数えて59里目の一里塚です。
松並木が残っています。
弓なりに左へカーブしながら住宅地を抜けると、
国道1号の下をくぐります。
突き当りを左折して国道沿いを歩きます。
すぐの二又は右へ入ります。
その先で、今度は東名高速道路の下をくぐります。