今へ続く街道を歩くと

気楽に歩きながら街道の雰囲気を楽しんでいます

東海道(17)磐田~浜松宿~浜松 その3

 

2023年4月23日

 

天龍川町

 

 天竜川駅入口交差点の角には六所神社があります。

 

 参道入口の脇には秋葉山常夜燈が立っています。

 

 ここにも立派な、寅でしょうか、彫刻が施されています。

 

 六所神社から東海道へ戻ると、その先は、街中の県道を延々と歩くことになります。遥か彼方には本日のゴールである浜松駅脇に立つアクトシティタワーが見えます。

 

 六所神社から歩くこと20分強で子安交差点に着きます。交差点から少し寄り道をします。

 

 五差路の子安交差点で、東海道の左手の細い道へ入ります。

 

 公園にある子安神社の脇を進み正面に出ます。

 

 子安神社は源頼朝の弟である範頼が、娘の安産を願って創建したという伝説が残されています。

 

 子安交差点に戻り、東海道を再び歩きます。芳川を琵琶橋で渡ります。

 

 芳川です。かなり川筋が整備されています。

 

 右手には蒲(かば)神明宮の一の鳥居が立っています。蒲神明宮は、藤原鎌足の子孫である藤原静並がこの地を開拓して伊勢神宮に寄進し、蒲御厨としたのが始まりです。神社はここから700mほど北に入ったところにあります。

 

 天神町を通ります。アクトシティもだいぶ近くになりました。

 浜松東警察署の手前の信号を渡り、反対側あるガストで昼食をとります。

 

 30分ほど休憩してから、再び、街道の左側へ移り、警察署の前を過ぎると、一里塚跡があります。馬込の一里塚で、別名、向宿の一里塚とも言われるようです。日本橋から数えて、65里目の一里塚です。

 

 

浜松宿

 

 馬込川に架かる馬込橋を渡ります。橋の手前には外木戸東門と記された手書きの標柱が立っています。浜松宿の江戸側の入口でした。

 

 馬込川です。馬込川は現在浜名用水路から取水していますが、かつては天竜川の本流だったそうです。

 

 浜松の街中に入ります。

 

 アクトシティから続くアクト通りです。

 

 遠鉄電車の高架下をくぐります。

 

 万年橋の親柱が残っています。

 

 連尺交差点に着きます。東海道はここを左折しますが、交差点を渡って少し右へ行きます。

 

 浜松城方面へ少し歩くと、浜松城大手門跡の説明板が立っています。往時にはこの通りの真ん中に大手門が立っていました。

 

 連尺交差点に戻り、通りの右側を南へ進みます。かつては浜松宿のメイン通りでしたが、ビルの建つ大きな通りに変わってしまい説明板しか立っていません。

 ここは高札場跡です。

 

 次は杉浦本陣跡です。6つの本陣のうち、一番古いものでした。

 

 伝馬町交差点の角には川口本陣がありました。6つの本陣の中で一番新しい本陣でした。

 

 伝馬町交差点の地下道を通って道の反対側に出て、先を進みます。その先のバス停名は旅籠町です。伝馬町に旅籠町と、古くからの街道筋を示す町名が続きます。

 

 成子交差点に到着します。かつては、この場所に浜松宿西木戸がありました。東海道はここを右折して、宿場町を抜けます。

 本日の街道歩きはここまでとして、左折して浜松駅へ向かいます。

 

 すぐにJRの高架に突き当たるので、左折します。

 

 左折して高架に沿って進みます。

 

 そして、浜松駅に到着しました。時刻は12:30です。今日は4時間25分の行程でした。

 新幹線に乗って帰路につきました。

 

 

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