今へ続く街道を歩くと

気楽に歩きながら街道の雰囲気を楽しんでいます

東海道(22)東岡崎~岡崎宿~新安城 その1

 

2023年10月8日

 

岡崎宿

 

 8時過ぎに東岡崎駅に着きました。今回の東海道歩きの3日目です。天気は曇りですが、今日の予報では昼から雨です。雨の状況を見ながら適当なところで、街道歩きを打ち切りたいと考えています。8:10に駅前から歩き始めます。

 

 およそ10分で伝馬交差点に着きました。交差点の左手前角は備前屋、右奥角の生花店はかつての東本陣跡です。

 

 交差点を左折して東海道(伝馬通り)に入ります。歩道脇には様々な石で造られたモニュメントが並んでいます。下の写真のお題は「お茶壷道中」です。

 

 肉の永田屋です。天保14年(1843年)の創業です。

 

 ひとブロック歩くと、

 

 二十七曲りの説明板が立っています。

 

 道標「ほ」に従って、伝馬通1丁目交差点を左折します。交差点の右手には西本陣がありました。

 

 交差点を曲がったところには「西本陣前角」の石標があります。

 

 次の交差点を右に入ります。左へ右へだけの写真だとよく分かりませんね。正面の下り坂は乙川の造る段丘崖です。

 

 十字路の向こう側の角には道標「へ」が立っています。

 

 道標「へ」の隣には明治の道標が立っています。

 

 道標に刻まれている文字が、説明板として記されています。

 

 歩道にも岡崎城下二十七曲りの案内が埋め込まれています。「籠田総門」へ向けて「総門通り」を進みます。

 

 右手の瀟洒な建物は岡崎信用金庫資料館です。大正6年(1917年)に岡崎銀行本店として建造されました。国の登録有形文化財に指定されています。赤いレンガと白い御影石コントラストが素晴らしい。

 

 その先で中央緑道(天下の道)に出るので、右折します。このあたりに総堀から岡崎城下へ入る籠田総門があったと言われています。

 

 天下の道とその先の籠田公園を斜めに横切る道が東海道です。

 

 信号で通りを渡ると、その先は籠田公園になっています。

 

 東海道は公園の西側を北へ向かって通っていますが、公園の東端に岡崎城総堀跡の説明板があります。城下を囲む総構えを形成する堀の跡で、田中吉政が城主の時に造られ、田中堀とも呼ばれていました。

 

 公園の北西角には常夜燈が立っています。寛政10年(1798年)に籠田総門付近に建立されました。

 

 常夜燈角から、交差点で西への通り、連尺通りに入ります。

 

 本町通1丁目交差点は直進です。

 

 交差点の手前に連尺町東海道岡崎城下二十七曲りの説明板があります。連尺町の連尺とはものを入れる入れ物で、かつてここ辺りで市場が開かれ、連尺を背負った商人、連尺商人が集まった場所でした。

 

 連尺通りのプレートが歩道に埋め込まれています。

 

 本町通1丁目交差点を横断した次のT字路を右折します。

 

 手前側の角には、道標「と」が立っています。

 

 反対側の角にある石標は「岡崎城対面所前角」です。

 

 細い路地を北側へ向かいます。

 

 突き当りの左角には、道標「ち」があります。

 

 突き当りの正面の歩道にあるのは「材木町口木戸前」の石標です。

 

 「ち」から西へ進むと、材木町1丁目交差点に出ます。

 

 

東海道(22)東岡崎~岡崎宿~新安城 その2へ続きます。