今へ続く街道を歩くと

気楽に歩きながら街道の雰囲気を楽しんでいます

東海道(21)国府~御油宿~赤坂宿~藤川宿~岡崎宿~東岡崎 その7

 

2023年10月7日

 

大平

 

 乙川を渡り、西大平藩代官屋敷跡のある大平町に入ります。往時の風情を残す大平の一里塚の前を通ると、その先で国道1号と合流しますが、合流の手前には大平八幡宮の社標と常夜燈が立っています。社殿へはここから200mほど入ったところにあります。

 

 国道の歩道を歩き始めると、東名高速道路の進入路が見えてきます。

 

 ダイソーの先で右の道へ入ります。歩行者は国道脇を通れなくなるので、迂回のため、案内板に従って3度ガード下をくぐることになります。

 

 まずは、1つ目のガードをくぐります。

 

 続いて、2つ目、3つ目をくぐり、車道に出るので左に入ります。

 

 再び国道脇に出ます。

 

 今度は県道26号線岡崎環状線の下をくぐります。

 

 県道をくぐり、わずかながらの松林の歩道を抜けると、傍らには東海道標石が立っています。

 

 国道脇、コスモ石油の裏の道を進みます。

 

 再び国道脇に出ますが、側道をそのまま進みます。

 

 道なりに国道から離れ、緩やかな坂道を上っていきます。

 

 右手、法光寺の鐘楼門の前を通ります。

 

 欠町の秋葉山常夜燈が立っています。

 

 

岡崎宿

 

 やがて街道は左からの通りと合流します。

 

 合流する三角エリアには冠木門が立っています。この辺りが岡崎宿の江戸側の入り口でした。冠木門の内側には岡崎城下二十七曲りの説明文と地図が刻まれています。

 二十七曲りは田中吉政岡崎城主だった天正18年(1590年)から慶長5年(1600年)の間に、防御のために道を何度も屈曲させたものです。さらに、吉政の次に城主になった本多康重が東海道を城下に引き入れ、東海道の道筋を確定させたと言われています。

 

 冠木門の前で右折して二十七曲りに入ります。

 

 次の若宮町2丁目交差点を左折します。

 

 交差点の角には、山並みなのか、浪なのか、モニュメントがあります。

 

 現代の二十七曲りの道標が整備されています。最初の曲がり角として、いろはの「い」が付けられています。

 

 根石寺(旧根石観音堂)の前には太神宮と記された常夜燈が立っています。

 

 「ろ」は真っ直ぐです。

 

 「は」を右折します。「両町より伝馬町角」の石標も立っています。

 

 常夜燈の宝珠が大切に保存されています。寛政2年(1790年)に建てられた秋葉山常夜燈ですが、老朽化して取り壊しになり、上部の宝珠だけ、この場所で見学できるようなっています。

 

 突き当りを左折します。

 

 「に」が立っています。

 

 伝馬通りになります。

 

 伝馬通りの町並みです。

 

 そして伝馬交差点に到着します。本日の街道歩きは終わりにして、左折して東岡崎駅へ向かいます。角には天明2年(1782年)創業の菓子舗備前屋藤右衛門があります。今回の東海道歩きのお土産として「あわ雪 茶山」を買って帰りました。程よい甘さと、不思議な軽い食感がとても良かったです。

 

 河岸段丘崖を下り、乙川を渡ります。

 

 橋を渡って左手に行くと、駅に続くデッキに上がることができます。周りから目立つ場所に、徳川家康の馬に乗った像が立っています。

 

 そして、東岡崎駅に到着しました。時刻は15:40です。本日は7時間40分の行程でした。

豊橋のホテルへ戻ります。

 

 

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