今へ続く街道を歩くと

気楽に歩きながら街道の雰囲気を楽しんでいます

日光街道(8)大沢から神橋 その1

 

2014年4月26日

 

大沢宿

 

 7:50頃に宇都宮駅に到着しました。天気は晴れ。日光街道は8日目、いよいよ最終日です。一気にゴールまで歩く予定です。今日は一週間前に比べ若干暖かいですが、一応、先週と同じ格好で来ました。宇都宮駅構内のロッテリアで朝食を取り、本日のスタート地点へ向かうため、8:30発の今市行のバスに乗り込みます。

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 宇都宮駅でバスに乗車したのは10名弱でしたが、みなさん途中で降りてしまって、一時、貸切り状態になってしまいました。

 一週間前に歩いた道をバスは進んでいきますが、すでに桜の季節は終わっています。50分ほどで下大沢バス停に到着しました。すぐ近くの大沢交差点へ向かい、9:25に本日の街道歩きを開始します。

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 大沢宿は度重なる大火で昔の面影は残っていません。どこにでもありそうな、国道沿いの町並みが続きます。

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 5分ほど歩くと、杉並木の入口に着きます。新しい国道119号は並木道を避けて、右へ迂回します。杉並木を保護するためでもありますが、杉並木の中の対面通行は狭すぎますね。

 このあたりまでが大沢宿でした。

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 見事な杉の大木が並んでいます。四角形に植えて倒木を防いだ四本杉らしきものもあります。

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 やがて、車止めによって車は並木の外に抜けるようになっています。ここからは歩行者天国です。

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 その先右手には第三接合井が道端に建っています。先に通過した日光市に入ったところに第四があったようです。

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 車の通らない国道119号です。

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 杉並木に入って12分ほどで、大沢の一里塚(標柱には水無の一里塚と記されています)に着きます。左右とも現存し、東塚には説明板、西塚には標柱が立っています。説明板によると、杉並木にある一里塚には杉の木が植えられていたそうです。日本橋から数えて32里目の一里塚です。

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 こちらは東(右)塚です。

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 その先、すぐに杉並木は途切れ、水無の交差点に出ます。

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 水無地区を歩きます。

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 交差点から5分ほど歩き、上水無のバス停の先から、再び杉並木に入ります。ここの杉並木は車が通るようになっていますが、結構交通量が多いです。並木の右手に側道がありそうなので右側から入ります。

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 しばらく右側の側道を歩いていましたが、この道はけものみち程度で、木の枝などが多数散乱していて非常に歩き辛いです。

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 左側を見るといつの間にか広い側道が通っていたので、車の切れ目を狙い、反対側に渡りました。

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 菜の花もそろそろ終わりですね。

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 杉並木の側道を歩いて15分、ガソリンスタンドが見えるところで国道119号へ出ます。国道が杉並木から反れる場所です。ここで反対側へ渡り、国道脇の杉並木の中を引き続き歩きます。

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 右側を並走する杉並木は、車は通れるようですが、路面は土です。

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 杉の木のいくつかには名前入りのプレートが架けられています。杉並木オーナーという制度があり、杉の木一本あたり1,000万円を拠出するとオーナーになれます。そのお金は杉並木の保全に充てられるそうです。プレートを見ていくと、企業や自治体名が多いのですが、個人名も結構見ることができます。枯れたり、倒れたりするとどうなってしまうのでしょうか。

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 道端には、水路があり、水が勢いよく流れています。気持ち良い街道歩きです。

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 ここでまた接合井があります。第二です。

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 国道と合流した先が下森友交差点です。左手の道は鹿沼道と呼ばれ、日光西街道壬生通り)の板橋宿を経て鹿沼宿まで繋がっています。

 街道の正面には、残雪を頂いた男体山が見えます。

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 森友地区を歩きます。

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日光街道(8)大沢から神橋 その2へ続きます。

 

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