今へ続く街道を歩くと

気楽に歩きながら街道の雰囲気を楽しんでいます

中山道(18)藪原から木曽福島 その1

 

2015年10月31日

 

藪原

 

 前回と同じあずさに乗って塩尻乗り換えで11:25に藪原駅に到着しました。天気は一部雲に覆われていますが晴れです。気温は10℃くらいでやや風が冷たいです。

 藪原駅で一緒に降りたハイカーの皆さんは鳥居峠目指すのか、北へ向かって歩き始めました。

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 11:30に本日のスタート地点を目指して歩き始めます。駅から右手に下る道を進みます。下り終えたところにあるT字路がスタート地点で、中山道は直進します。前回は右手から来ました。

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 その先5分で国道19号と合流し、国道を歩きます。

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 カラマツがいい色に紅葉しています。

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 右手から木曽川が迫ってきます。

 国道を歩いて15分弱、その先で国道は獅岩橋で木曽川を渡ります。

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 中山道は獅岩橋手前のガードレールの切れ目から木曽川左岸を通る旧道に入ります。紅葉の中、誰も通らない旧道を歩くのはとても気持ちの良いものです。

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 残念ながらすぐに国道と合流します。その先はまた国道歩きとなります。国道に入ってから5分ほどで正面に洞門が見えてきます。吉田洞門と呼ばれています。

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 歩行者は洞門の中に入らず脇の歩道を歩きます。すぐ下を木曽川が流れています。

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 紅葉の山を見ながら15分ほど歩くと、道の先に吉田橋が見えてきます。吉田橋には左側にしか歩道がないため、手前の吉田橋の信号で道の反対側に渡ります。

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 吉田橋で木曽川を渡ります。木曽川はまだ上流なので川幅は広くありません。この先も何度となく、中山道から木曽川を望むことになるでしょう。

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 橋を渡るとすぐに左へ入り、川沿いの歩道を歩きます。

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 この辺りに下吉田の一里塚碑があるはずだったので、周りを何度となく見回しましたが、結局見つけることができませんでした。後で調べると右側を通る国道沿いにあったようです。日本橋から数えて67里目の一里塚です。

 すぐに国道と合流します。この先、左折して国道に入り山吹トンネルの中を歩くか、国道を横断して先に繋がる旧道を歩くかの選択になりますが、迷わず旧道に入りました。

 旧道にはガードレールの隙間から入ります。

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 旧道は車が通らずのんびりと歩くことができます。木々の葉もちょうど良いぐらいに色づいています。

 合併してすでに無くなった日義村の道路標識がそのまま残っています。

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 車道は落ち葉に覆われています。

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 下の方には木曽川の流れが見えます。

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 国道19号の合流点で進入禁止の柵が見えてきました。10分ほどでしたが、とても気持ちの良い旧道歩きでした。

 ちなみに、柵には「落石崩壊等危険なため立ち入り禁止」と書かれています。

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 国道との合流地点に立つと左手は山吹トンネルの出口となっています。ここは標高833m地点です。

 すぐのところに神谷入口交差点があります。この場所は左手からの権兵衛街道との追分になっています。権兵衛街道は伊那へ抜ける街道です。下の写真は追分から山吹トンネル方面を振り返って見たものです。

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 ここからしばらく国道を歩くと巴淵交差点に着きます。ここを右に入ります。

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 交差点の角には宮ノ越宿の看板も立っています。宮ノ越宿まではもう少し歩く必要があります。

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 右に入ると紅葉のきれいな道になります。

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 中央本線のガードをくぐります。

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 その先が巴淵の入口となります。

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 巴淵を渡る手前右手には、石碑や巴淵の謂れが書かれた説明板、東屋があります。

 この淵には龍神が住み、巴御前に化身して、木曽義仲の愛妾として彼を生涯守り続けたという伝説が残っています。それだけ凄い女性だったのでしょうね。

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 巴橋を渡ります。橋から眺めると巴淵の美しさがよく分かります。流れは静かですが淀みがありません。

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 橋を渡るとT字路に突き当たるので左折します。このT字路の左右方向が中山道と言われています。 

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 落ち葉の積もる中、徳音寺地区へ向かいます。

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中山道(18)藪原から木曽福島 その2へ続きます。

 

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