2020年11月28日
上野原宿
塚場の一里塚から歩くこと5分強で新町交差点に出ます。右から合流する道は国道20号です。甲斐国最初の上野原宿に入ります。
街灯には「大けやきの街うえのはら」と書かれた幟が下がっています。描かれているキャラクタはケヤッキーです。
大けやきは上野原小学校の校庭に立つ、樹齢800年のけやきの古木です。上野原の人たちが大切に守っています。
蔵造りの商家も見られます。上野原宿は江戸時代から市が立ち、このあたりの経済の中心地でした。
上野原の名物は酒まんじゅうです。看板に掲げる店を多く見かけます。
右手、ルートインの建っている敷地はかつての脇本陣跡です。
東京から74kmのポストの先、右手消防団脇の路地を入ります。
すぐの正面は本陣跡で、門が残されています。
その先で、道は3方向へ分かれます。真ん中の道が国道20号で、右の道は桧原村からあきる野市へ抜ける道になっています。甲州街道は歩道橋脇の左の道になります。
標識に従って左に入ります。
その先は、静かな住宅街になります。
さらに道は三つ分かれます。甲州街道は真ん中の道を下ります。
住宅街を抜けて、段丘崖を下って行きます。道端の水路にはかなりの水量の水が勢いよく流れています。
坂道を下ると国道20号に架かる横断歩道橋の上に出ます。旧甲州街道の標識に従って、歩道橋を渡り、正面方向の県道30号へ入ります。
さらに、段丘崖を下っていきます。下を流れる鶴川を望むことができます。
県道30号はこの先、ヘアピンカーブを2回折り返して、鶴川橋で鶴川を渡ります。
街道はヘアピンカーブをトレースしないで、ショートカットして下っていきます。
歩道橋から左手の歩道を下っていくと、そのまま、草道に入ります。
すぐ下の折り返してきた県道に出るので、横断歩道を渡り、向かいのガードレールの切れ目から階段を下ります。
さらに、二度目で折り返してきた県道に出るので、右折して鶴川橋へ向かいます。
鶴川の下流方面です。中央自動車道の橋が見えます。川の流れは穏やかです。この先で桂川(相模川)に注ぎます。
かつて鶴川は徒歩渡しで、人夫を置いていました。渇水時のみ仮橋が架けられていたと言われています。下の写真あたりに渡し場があったのでしょうか。
鶴川宿
鶴川橋を渡ると、上り坂になります。その手前、右手には小公園があり、鶴川宿の石碑、案内板、そして、休憩スペースがあります。
坂道を上り、道なりに右へカーブすると、その先は鶴川宿に入ります。真っ直ぐな道になります。
鶴川宿は大正10年(1921年)の大火でそれ以前の古い家並みは失われてしまいました。
鶴川宿の町並みの中、旧問屋のお屋敷(民家)などを見つつ、5分ほどで、街道は左手のT字路の道に入ります。この付近に本陣があったようです。
T字路に入り、砂利道を歩くと舗装道路に突き当たるので左折して、急坂を上ります。コの字に曲がる桝形跡でしょうか。
坂の途中でY字路を右に入ります。
民家の点在する中、さらに、坂道を上ります。
民家が途切れると、林の中に入りますが、坂道はまだまだ続きます。
途中、「これより 甲州街道 鶴川宿」と記されている標識が立っています。
さらに、切り通しの道を上ります。
桝形を通って15分、中央自動車道の側道に出ます。結構、坂道を上ったわけです。鶴川橋から見えた、かなり高いところを走っている中央自動車道よりさらに高いところに出ました。
右折してしばらく側道を歩き、次の鳶(とび)ヶ崎橋で高速道路を渡ります。
鳶ヶ崎橋を渡ります。
道はさらに上りが続き、右へ大きくカーブします。